今回は、新歓シーズンということで、かの有名な早稲田精神昂揚会に体験入会してみました。載せられない内容ばかりになってしまいましたが、可能な限りレポートしているので、よかったらご覧ください。
昂揚会の概要
まず初めに、早稲田精神昂揚会とは何か。精神昂揚会とは、1956年に発足し、61年の歴史を誇る男性のみで構成される名門サークルです。創立期の早稲田に強く見られた、庶民に近い目線といった意味の“バンカラ精神”を軸としています。創設意義は、早稲田の学風を昂揚するためです。活動としては早稲田の3大イベントの「本庄〜早稲田100キロハイク」の運営がメイン。
100キロハイクは、今年で55回目の歴史を誇ります。もともと、昂揚会の初期に在籍した会員が日米国交友好化を目的として、当時のケネディ大統領に会うためにアメリカ大陸約5000キロを歩いて横断したことが始まり。横断後ホントにケネディ大統領と面会したそうです。
https://twitter.com/kouyoukai59/status/812572321760165888
他にも、米俵30合を担いで米のみを食べて、食費1日100円の縛りをつけて300キロ歩いたり、樹海でクリスマスパーティを行ったりなど、人間の肉体と精神ギリギリのチャレンジを常に続けているそうです。
昂揚会の精神
次に、早稲田精神昂揚会の精神について。一体、早稲田精神とはなんなのでしょう。昂揚会の方々は口を揃えて「早稲田精神に定義はない」と言います。それぞれが早稲田生として感じる心意気や粋といったものが“早稲田精神”というものらしいです。
幹事長・黒沢さん曰く「本気で何かに取り組む心」が早稲田精神。受験や部活はもちろん、日常の些細なことでも何か自分で決めたことに対して本気で取り組めるということ、これが早稲田精神とのこと。今回の企画では、幹事長の早稲田精神に則ったものを多く体験することとなりました。
謎の縄
大隈講堂前で10分ほど待つと、昂揚会員が現れました。緑髪に学ラン姿の男性と、いかにもスポーツマンといった風な長身の男性が2人、大きな縄を引きずってやってきました。何をされるのかと思ったが、今日はこの縄は使わないらしいです。
まずは、部室に。中にはかの有名なソファーと畳があり、やや散らかってはいるものの昂揚会の歴史と雰囲気が感じられました。部室は最近掃除したばかりで綺麗な状態だそうです。
缶けりin 戸山公園
最初は、戸山公園に連行され自己紹介スタート。自己紹介のスタイルは早稲田伝統の学注でした(もちろんお酒は無し)。そして、いよいよ本日の企画内容が告げられます。
最初の企画は「缶けり」。新入生チームと先輩チームに分かれ、新入生チームが防衛で始まりました。当日は桜を見に多くの人が戸山公園に集まっていたので、人ごみに紛れて奇襲されるのではないかと警戒していましたが、昂揚会員は一般人に紛れるにはあまりにも奇抜で散らかった見た目。奇襲に対しても早めに発見することができ、全員を捕まえることに成功し、缶けりは新入生チームの勝利。
罰ゲームの内容は、ご想像におまかせします。本当に他人事でよかったと思いました。これも、缶けりに対して本気で取り組むことの一環。身をもって早稲田精神を伝えてくれました。
オカリナと外人
余談ですが、途中で来た4年生さんがいきなりYouTubeでオカリナの吹き方と言う動画を見てオカリナを吹いていて意味がわかりませんでした。
途中で外国人に早稲田精神昂揚会の説明会をしていました。正しいのかはわかりません。
かくれんぼ in 学生会館
次のゲームはだだっ広い学生会館でのかくれんぼ。負けたチームにはもちろん罰ゲームが用意されています。ただ、新入生チームと、普段から学生会館を利用して知り尽くしている先輩チームには、明白な戦力差があるのではないでしょうか。ゲームとして成り立つのでしょうか。
学生会館を知っている2年生が指揮をとり、缶けりで疲労した身体に鞭打って西棟を這いずり回りますが、1人も発見できません。なんとか地下の塗装場でベニヤ板の裏に先輩を見つけましたが、あえなくタイムアップ。新入生チームの負けとなりました。
昂揚会オリジナルドリア
終了後、お疲れ食事会としてサイゼリアに。罰ゲームとして、ミラノ風ドリアに真っ赤なオリジナルトッピングをしていただきました。同じくドリアを体験した方は、お腹がゆるくなってトイレに間に合わなくなってしまったそう。
これで私たちの昂揚会体験企画は終了です。「何かに本気で取り組む心」という理念を、今回の企画を通じて味わうことができました。大学に入って何に本気で取り組めばいいのか悩んでいる学生諸君、早稲田精神を探しに、早稲田精神昂揚会の門を叩いてみてはどうでしょうか。
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