こんにちは!ワセアド編集部です。
早稲田祭まであと少し。終わったら虚無になっちゃうよ〜っていう方も多いのではないでしょうか。頑張ったからこその燃え尽き症候群ってやつですね。
そんなみなさんに朗報です。早稲田祭が終わったらいろんな団体の単独公演が開催されます!!!!!舞台の上でキラキラしている人を見て自分のエネルギーチャージができるかも?
今回は11月に開催される早稲田大学ストリートダンスサークルSesSionさんの単独公演についてお話ししていただきました!!!!!早速どうぞ!
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こんにちは!早稲田大学ストリートダンスサークルSesSion広報担当の栗田璃子です。SesSionではLOCKというジャンルに所属しています。
11月19,20日に開催される
単独公演「ONES」
SesSion 14代公演「ONES」まで
残り1ヶ月を切りました☝️詳細情報を随時配信していきますのでお見逃しなく📩🕐日時🕐
11/19(木) open 18:00 / start 18:30
11/20(金) open 16:00 / start 16:30📺オンラインチケット📺
一般:¥1000 高校生:¥500📍場所📍
福生市民会館 大ホール pic.twitter.com/F3n68spqJ8— 早稲田大学ダンスサークルSesSion (@session_dance) October 28, 2020
SesSion14代最初で最後の単独公演で、SesSionとしては初のオンライン配信も予定しています。
今回はその魅力を公演の制作にゼロから携わっている三職のチーフメンバーへのインタビュー形式でお伝えします!
※三職とは、演出係、脚本係、映像係のこと。なんと2019年末のメンバー決定から約10か月にも渡りこの公演に向けて動いています!!
【演出】全てを担う総括!チーフ来山開生
早稲田大学政治経済学部3年の来山開生です。SesSionではPOPというジャンルに所属しています。演出のお仕事は2役からお誘いがあり、自分も何かしらの役職について公演に携わりたいという想いがあったので引き受けました。
ーなるほど、ありがとうございます!それでは、演出の仕事について教えてください!
演出は僕を含めて4人のメンバーで活動しています。仕事内容は、舞台設計や舞台照明の決定が主な仕事ですが、その他にもコマ決め、コマ責決め、コマ順決め、曲決め、アクティング決め、衣装決め、エントリー管理、練習スケジュール管理など総合的に仕事をしています。
【専門用語たくさんなので説明タイム】
・コマ=ダンスのショーケースの演目のこと。LOCKコマ、HOUSEコマ、などと呼んでいます。
・コマ責…コマ責任者のことで、コマの振り、構成、音編などコマの作成を担う各コマのリーダーのこと。
ー!!もはや演出というか総括ですね(笑)
沢山の仕事を担っている中で、大変だったことは何ですか?
まず、今年はコロナの影響で先が見えず、スケジュールが立てられなかったり急遽変更になったりすることが多々ありました。常に焦りや不安と闘いながら仕事をしてきました。
公演本番のほんの1、2ヶ月前まで本当に公演ができるのかということすら怪しい状況で、それでも開催できる可能性がある以上仕事は進めないといけないというのは、かなり精神的につらいものはありました。
ー確かに…もともと9月に開催予定だったこの公演、会場の取り直しに奔走した日もありましたね。
また、演出で大変だったことのひとつに各コマのやりたいことのバランスを調整するということがありました。
今年はこれが14代最初で最後の一度きりの公演になってしまったので、できるだけコマ責たちのやりたいことをやらせてあげたいという想いが強くある一方、コマ責同士の想いがぶつかる場面も多くあり、それを調整するのがとても大変でした。コマ順決めなどの際にはそれが顕著に現れました。
ー14代最初で最後の公演だからこそ、皆の強い思いが衝突することも沢山ありましたね。
紆余曲折あってここまで準備してきたONES公演、その特徴や魅力を教えてください!!
ONES公演の特徴としては、恐らくSesSion史上初のオンライン配信が行われることがあります。これによって遠方の方など実際に足を運ぶのが難しい方にも公演を楽しんでいただくことができると思います。
また演出やストーリーの面でも例年とは違う新たな要素が随所に見られると思います。
ー今年は沢山のことに挑戦した公演ですよね!ところで、「ONES」というタイトルにはどんな意味が込められていますか?
もともとの意味は「一人ひとり」。SesSionという大きな集団の中で一人ひとりのメンバーが自分にしかできないことを持っているという観点からこのタイトルにしました。
またこれをワンス(once:一度、などの意)と読むことで、コロナの影響で14代最初で最後の一度きりになったこの公演を全力で成し遂げるという意味も込めています。
ー「ワンス」って読むのか!ONESとONCEをかけてるんですね!!
それでは最後に、演出チーフから演出面でのこだわりや見どころを教えてください!!
今年はまずOPENINGから違います。今までOPはストーリーと切り離されたものでしたが、今年はOPもストーリーに組み込まれており、公演の最初からストーリーの世界に入り込めるものになっています。
また、アクティング(演技)に関しては、映像の中のキャストの感情を表現するだけでなく、コマのアクティングでストーリーが進むようなものになっています。
照明に関しても、今年はオンラインを意識してレーザーを新たに取り入れ、オンライン配信をご覧の方にも迫力を感じていただけるものになっていると思います。
ー新しい演出も取り入れて、オンライン配信でも楽しめる演出になっているんですね!レーザーも使うなんて、照明合わせの日が楽しみだ!!!ありがとうございました!
【脚本】ダンス×ストーリーで見せる!チーフ甲斐瑞希
ー 演出だけでも沢山いい話が聞けたところですが、ONESの魅力はこんなものではありません!!!!
お次は脚本チーフ、甲斐瑞希にインタビューしたいと思います。
SesSion14期LOCKの甲斐瑞希です。この度、14代公演「ONES」の脚本チーフを務めました。最初で最後の14代公演に、何かしらの形で力になりたいと思ったのが脚本になったきっかけです。
ーストリートダンスサークルの公演に、なぜ脚本があるんですか??
例年SesSionの夏公演はストーリー仕立てになっていて、それを中心に登場人物の心情や環境に合わせたダンスを展開していきます。
ーなるほど!ストーリー仕立てなんですね!では、脚本の仕事について教えてください!
主な仕事としては、この主軸となるストーリーの流れや台詞を考える事、又ストーリーに合わせてどこにコマを入れるかを考え、ストーリー全体を構成していく事です。
脚本のメンバーは3人ですが、今年は特に他の役職(演出、映像)の力も借りながらストーリーを作成しました!
ーずばり、今年のストーリーはどんなストーリーですか??
テーマは「自分にしかできない事」です。
ある事をキッカケに幼馴染の3人の日常が崩れ、関係性も壊れかける。「当たり前」の日々が「当たり前」じゃなくなり、それでも一度しかない今を後悔のないように生きるために、自分は何をすべきか、自分にしか出来ないことは何か…キャストそれぞれが考えて行動しようとする姿をご覧いただけたらと思います。
ー「自分にしかできない事」か…面白そう!!
このストーリーを作り上げる中で大変だったことはありますか??
自分達の理想とする方向性や結末にもっていきたくても、途中の段階で無理矢理感が出てしまってなかなか自然な流れにならなかった事です。
色々な方面からアプローチをしてみて、最も自然に且つ驚きや面白みもあるような展開を考えるのに多くの時間を費やしました。
ー確かに、違和感なく自然かつ面白いストーリーにするのってめちゃくちゃ大変そう…
台詞一つ一つが作り込まれた脚本も、是非楽しんでもらいたいですね!!
ー最後に、脚本チーフから脚本面でのこだわりや見どころを教えてください!
自分達でも驚いたことに、コロナウィルスが広がる前からこのテーマを決定していました。ストーリーの中だけに留まらず、この公演を通してSesSion員全員が〈今の自分に出来ることは何か〉を考えながらここまで来たと思っています。
見てくださるお客様にも、キャストの思いと照らし合わせながらこのような状況下で自分にしか出来ない事を見つけて頂けたら幸いです!
ー本当に不思議なことに、今の私たちにぴったりなテーマになったよね。ありがとうございました!!
【映像】演技指導も!?チーフ木村このみ
ー脚本ができたら、この脚本を元に、映像を作っていきます。
ストーリー映像とダンスが交互に展開される今公演では、ダンスはもちろん、映像も大きな見所です。そんな映像の制作を担う映像係、チーフはGirlsの木村このみです!
大正大学で映像制作について勉強しています!ジャンルはGirlsです!
今回私が映像チーフになった理由は、大学で学んでいる知識と感性でSesSion史上最高クオリティの映像を作りたいと思ったからです。あとは、映像学んでるのにここで発揮せずどうすんだ!っていうプライドみたいなものです(笑)
ー去年の公演でも映像係やエンドロール制作をしていたこのみは、映像を学んでるだけあって機械にも詳しくてまさに適任ですね!それでは、映像の仕事について教えてください!
基本的に映像に関すること全般を担当してます!公演開催を発表する特報映像の制作、CM案、本編映像のカット割やBGM選びなど映像が入ってくると必ず顔を出すのが私たちの仕事です!また、演技指導も行うので アクティングの指導もしました!
ー演技指導までするんですね!すごい手が込んでる…!
映像係は私を含めて3人います。私はスケジュール管理と全体把握、制作協力を依頼しているスタッフとの連絡を担当しています。他2人はロケ地担当、衣装・小道具担当というように分担しています。
分担はしていますが、協力しないといいものは生まれないので基本的に決めるのは3人できめてます!
ーなるほど!映像を作る上で大変だったことはありますか?
撮影です。万全な準備はしていても時間が押してしまったり、急遽カットの変更があったりで撮影期間は休む暇などありませんでした。映像係はもちろん、キャストと他の三職もたくさん手伝ってくれたおかげで無事に終わりました!
ーたしかに、撮影の日は映像係がずっと動き回っていた印象あります。笑
最後に、映像のこだわりや見どころを教えてください!!
正直言うと全部です!!カット割り、キャスト、BGM等々全てが映像係のこだわりです!こだわり強い3人の思いが詰まってるのでお楽しみに!
ー今年の映像メンバーは一人一人得意分野があってみんなで作ってるって感じがしました!ダンスと組み合わさった完成形を見るのがすごく楽しみ!ありがとうございました!
最後に
いかがでしたか?
ダンス、ストーリー、映像。全てにこだわったONES公演の魅力が皆さんに伝わっていたら嬉しいです!!
今回は三職チーフにインタビューしましたが、その他にもコマ責やジャンルリーダーが筆頭となり全14コマのダンスショーケースを作り上げ、そして14,15,16期284名のSesSion員全員が自粛期間を乗り越え練習に励んできました。
SesSion14代の総力を挙げて作り上げたこの公演を、今年はオンラインで配信します!
チケット販売はイープラスにて【11/5(木)】より開始予定です。
詳しくはSesSion公式SNSや公式サイトをご覧ください!
Twitter: @session_dance
Instagram:@session_dance
公式サイト:https://session-dancewaseda.amebaownd.com/
最後に三職と幹事長村田智也からの熱いメッセージをお届けします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!