「服装自由」の正解を教えろ

秋頃から増え始め、3月には高田馬場の街を埋め尽くす黒のリクルートスーツ。画一的で嫌だなあと思いながらも、ひとまずの正解があるとありがたいのも事実ですよね。そんな就活生にとって悩みのタネになるのが「服装自由」。「私服で来てください」とか言いながら、いざ言ってみたらみんなスーツだった!なんて経験がある人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「服装自由」の正解を探るべく、就活を終えた19卒にアンケートしました。

「服装自由」って言われたら?

約半数が「スーツで行く」と回答。特に女性はスーツで行く人が多い様子。スーツで行けばとりあえず悪目立ちはしなそうですね。次に多かったのが「オフィスカジュアル」。男性はオフィスカジュアルがスーツと近いとあって、オフィスカジュアルで行く人が多いみたい。

そんな中でも1割の人は普通の私服で行っているそう。「個性が出せて差別化できる」「覚えてもらえる」という狙いがあるみたい。心臓強いですね。

「私服で来てください」って言われたら?

8割の人が「オフィスカジュアル」と回答。オフィスカジュアルはシャツ・ジャケット・チノパンやスカートで落ち着いた色で揃えているようです。女性は就活用のパンプス以外にも、落ち着いた色味でヒールが高過ぎないヒールを持っていた方がよさそうです。

スーツで行く人は一転して0になりました。指定を守れていないとして悪印象となるのは避けたいですよね。「私服指定なのになんでスーツできたの?」と面接で聞かれた人もいるみたいです。

業界別に正解を探せ

ここまで一般的な正解を探して来ましたが、結局「会社と業界による」という人も多いみたい。そこで二つの質問をしてみました。

服装に厳しいと思う業界は?

官公庁を差し置いて、ダントツで「金融」が選ばれました。中には「金融受けてる人は銀行のカラーによって毎回ネクタイの色を変えてる」なんてエピソードも。メーカー志望の人が受ける会社によって持ち物を変えるなんて話はよく聞きますが、ネクタイを会社の色にしなくても…。

「ピアスの穴まで見られてる」なんて会社もあるようですし、金融や銀行など一般的にお堅いと言われる業界への就職を希望する人は髪型からメイク・スカート・パンツの形状やシャツ・ネクタイの色、靴の形に到るまで気にする人もいるようです。

また暑い夏はどこまでクールビズにしていいのかも難しいところ。「金融の会社で、『クールビズなのでジャケット脱いで構いません』って言われても学生が誰も脱がないので、暑くても脱げない」なんて声もありました。

服装がゆるいと思う業界は?

広告・テレビなどのマスコミとITが大半を占めました。確かに金髪だったり短パン履いてたりでゆるいイメージがありますね。服装にゆるい業界は服装で個性を図ろうとしている節もあるようで、「出版社の面接行ったら、みんなその編集雑誌を意識した服装でスーツが浮いた」なんてこともあるようです。

また化粧品系やアパレルなどオシャレに直結する業界は私服でセンスを測っているので、却って一番気合いを入れた方が良さそうです。

迷ったらこれで行け

基本的には黒のリクルートスーツで、面接用のオフィスカジュアルも1セット準備しておくのが無難なよう。

服装で個性を出したい人は別ですが、個性を出すには少し表面的では?というような気もします。そんな、内面の個性で戦いたい人はこちらのイベントに参加してみては?服装はもちろん自由、内側から溢れ出る個性を企業にぶつけるチャンスです!

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