ワセメシが恋しい!!!!!!!!
きっとみんなこう思っているはず。こってりした油そばに、見ているだけで胃もたれしそうな揚げ物たち。ワセメシ、恋しいよね。対面授業が始まったらまた行きたい!っていうお店がみんな1つはあるんじゃないでしょうか?
でも、ちょっと待った!安い・ボリューミー・ハイカロリーだけがワセメシじゃないんです!
実は我らが早稲田大学のお膝元、高田馬場は「リトル・ヤンゴン」と呼ばれるほどの日本随一のミャンマー人街。よく注意して駅の周りを歩いてみると、あそこにも、ここにも、ミャンマー料理店がたくさん!高田馬場の飲食店をワセメシと呼ぶかどうかは諸説ありますが、一般的にワセメシとして認められている(筆者調べ)ようなので、今回は高田馬場に数あるミャンマー料理店の1つ「スィウ ミャンマー」さんをご紹介します!
「リトル・ヤンゴン」?
みんな大好き高田馬場は、「リトル・ヤンゴン」の異名を持っています。簡単に言えば、ミャンマー人がいっぱい住んでるよ〜ってことですね。
ヤンゴンはミャンマーのかつての首都で、昔はラングーンと呼ばれていました。ちなみに、「ヤンゴン」という名称には「敵が尽きた」という意味があるみたいです。かっこいいね。
そもそも、高田馬場はなぜ日本随一のミャンマー人街になったのでしょうか?
時を遡ること30年以上、当時のミャンマーでは軍事政権による独裁が続いていました。1988年、ミャンマーで8888民主化運動と呼ばれる大規模な民主化要求運動が起こりました。反政府運動はミャンマー全土に燃え広がりましたが、時の政権はこれを武力で弾圧します。それに伴って、多くのミャンマー人が難民になってしまいました。日本にも、その中の一部の人達がやって来ました。
日本にやって来た難民を始めとするミャンマー人たちは、高田馬場の隣の隣、中井駅の周辺にコミュニティーを築いたそうです。中井を選んだ理由は、当時ミャンマー人の僧侶がいるお寺があったからなんだとか。こうして、都内に「リトル・ヤンゴン」が誕生します。
90年代の終わり頃になると、利便性などの理由から、高田馬場に住むミャンマー人が増えてきたそうなんです。「リトル・ヤンゴン」の中心も高田馬場に移動し、ミャンマー人街・高田馬場が誕生したってわけです。
そんな歴史があったなんて全然知らなかった。勉強になりました!
店舗
なんだかちょっと堅苦しい話はここまでにして、本題に移っていきましょう!
高田馬場駅からほど近い、さかえ通りにそのお店はあります。この辺りは飲み屋も多いので、普段はよく来る早大生も多いんじゃないでしょうか。
テイクアウトもやってるみたいです。字が可愛い。
店内
いざ店内へ。店内はこぢんまりとしていて、ところどころにミャンマーを感じられる内装でした。
真ん中に立っていらっしゃるのが店主の方です。今回は他の取材に忙しそうでお話はできませんでしたが、このお店を開くまでかなり苦労されてきたようです。他のメディアでも紹介されているので、気になる方は是非調べて見てください!
入って右側の壁にはメニューがずらり。
町の定食屋さんを彷彿とさせるようなキッチンです。なんか落ち着く〜。
店内にはミャンマーの国家顧問、アウンサンスーチー氏のカレンダーがありました。ミャンマーっぽい!
これは余談ですが、2階にあるトイレに行くための階段がめちゃくちゃ急です。城?っていうぐらいマジで急。電気は自動でつくよ!って言われるけど、そもそも電気が上にしかないので結局薄暗い中を登ることになります。気をつけて。
メニュー
ディナータイム限定のセットメニューなるものがありました。(見にくくてごめんなさい!)聞いたこともない食べ物がたくさんありました。これ見てるだけで異国感味わえるね。実はこれ以外にも、アラカルトメニューがたくさんあります。今回は裏面一番上のモヒンガセットを注文してみました!
ドリンクやデザートもたくさん!タマリンドジュースって何?記事書いてて初めて気づきました。めっちゃ気になるじゃんか。
料理
注文して待つことおよそ10分。来ました来ました、僕のモヒンガセット!!
他のワセメシに比べたら1200円はちょっと高いけど、かき揚げとサラダとスープがついてきて、しかも手軽にミャンマー気分を味わえるなら安いもんです!!
それじゃあ、いっただっきま〜〜す。
まずは麺から。
うまい!!!!!
つるんとした細麺でおいしい!例えるなら、よく茹でた冷麦みたいな感じ。そう言うとあんまりおいしそうに聞こえないけどめっちゃうまい。ウマすぎてウマになった。
さつま揚げみたいな具が見えますが、日本のさつま揚げとはちょっと違う味でした。
スープは見た目こってりしてそうですが、とっても優しい味がします。ちなみにこのスープ、魚でダシを取っているそうです。店の前に自転車を停めてたミャンマー人のおっちゃんが教えてくれました。
そして玉ねぎのかき揚げ!スイートチリソースがついてきます。かき揚げにスイートチリって日本じゃまずやらないよね。
ソースをかけて一口食べてみると…
おいし〜〜〜〜〜い!!!
なにこれめっちゃ合うじゃん!!新発見しちゃった〜。
麺を食べ進めるうちに味に飽きてしまってもご心配なく。味変できます。
料理と一緒にナンプラーとレモン汁と唐辛子っぽい何かが運ばれてくるので、自分の好みに合わせてレッツ味変。
僕は唐辛子っぽい何かを入れてみました。ちょっとやりすぎた。
この調味料、見た目はただの唐辛子ですが、何か違うものも入ってる気がします。気のせいかもしれないけど。
そんなこんなで完食。いや〜おいしかった。
終わりに
いかがでしたか?
慣れ親しんだ高田馬場の街で手軽に旅行気分を味わえてとても楽しかったです!料理も美味しいし。
今回紹介した「スィウ ミャンマー」さん以外にも、高田馬場にはミャンマー料理店がたくさんあります。特に、早稲田口を出てすぐのタックイレブンというビルにはミャンマー料理店だけでなく、ミャンマーの食料品や雑貨のお店が何店舗か入っています。春日亭とかゴーゴーカレーとかのビルです。あのビルにミャンマーワールドが広がってるなんてみんな知らなかったでしょ?遠くて行けないよ〜って人も、対面授業が始まったら是非足を運んでみてください!
店舗情報
スィウ ミャンマー
住所:東京都新宿区高田馬場3-5-7
(高田馬場駅早稲田口徒歩3分)
電話:03-5937-0127
営業時間:ランチ11:30~15:00 ディナー17:00~23:00
定休日:第2・第4月曜日
※新型コロナウイルス感染症の状況次第では変更される可能性があります。ご注意ください。