インドア生活を最高に楽しめる場所、シェアハウス「カグラボ」に潜入してみた。

大学生のみなさんにとって「家」はただの「寝床」になっている、なんてことも多いと思います。
でも、なんかこう、家の中でもSNSとYouTube以外の楽しいことができないもんかしら。
そんなことを思うみなさんに、「インドア生活」をエンジョイしまくりの、シェアハウスを紹介したいと思います。

以前WASEADでシェアハウスの記事をリリースしたのですが、数日後WASEADのTwitterにアカウントにこんなDMが届きました。

100倍か。すごい自信だな。一体どんなシェアハウスなんだ。

話を聞いているうちに、「オープニングパーティに120人がやってきた」「“白い粉”パーティをしている」「庭で竹を栽培している」と突拍子もない話が無限に出てきました。もうこれはわけがわからん。これはもういっそ住んでみた方が早いかもしれない。
…ということで、四日間シェアハウス「カグラボ」に潜入取材をしてきました。
以下、筆者の激動の四日間をだらだらと書き綴ろうと思います、お付き合いください!

シェアハウス潜入開始

一週間分の服を詰め込んだトランクを引いた筆者が案内されたのは、二階建ての趣ある古民家。場所は早稲田よりの神楽坂の閑静な住宅街のど真ん中。一日目は夜も遅かったのに、住民の皆さんが総出で迎えてくれました。
中に入ると、ログハウスみたいな感じでなんか素敵な雰囲気。

話に聞いてたやばい感じと全然ちがうな。なによりみんな優しい。ご飯のいいにおいがする。あと、ただいまとおかえりがいっぱい交わされてる。
実家は帰ると全員寝てるし、生活リズムの似ている学生同士でシェアしているからこその風景な気がする。あったかいなぁ。

シェアハウスはクリエイティブだった。

家を見渡してみたら、端っこには梅を漬けた大瓶がびっしりと。梅酒を作るらしい。

あと、机に刺さっているランプは自家製らしい。

実家にいたら絶対梅酒もランプも作らないよなぁ。住人の方によれば、「共有の物なら、お金も割り勘で作業も一緒にできるから、作った方が安かったりする。なにより一緒に作るのが楽しい」とのこと。シェアハウスの良さがどんどんわかってきてしまった。クリエイティブな人にはシェアハウスはうってつけかもしれない。

ホームシアターディナー

二日目に家に帰ると、住人の方が何やら巨大な白い布をアイロンしている。テーブルクロスかなんかだと思って見てたら、おもむろに布を家の梁に貼りはじめた。布はとりあえず置いといて、自分はリビングでパソコンをいじっていた。そしたら「ごめんそこ持ってて!」と言われてしまった。お、これ手伝う感じね!
当然ながら、シェアハウスとはいってもすべてがシェアされるわけではなく、リビングにいてもばらばらのことをやっていることも多い。でも、イベントはいつも突然始まる。
突然の筋トレタイム。突然の演技練習タイム。そして今回、突然の布はりタイムだ。それぞれの時間と共有する時間が突然入れ替わるこの感じはシェアハウスに独特な気がする。

どうやらこの白い布はスクリーン替わりで、今日は映画でも流しながら素敵なディナータイムにしようっていう試みをするらしい。このシェアハウスでは毎週水曜はみんなで家でディナーをするのが決まりだそう。
紆余曲折を経て完成したスクリーンのある素敵な食卓の様子をご覧ください。

すてきです。料理人レベルの住人の方が作ってくれた絶品スープと、バケットとパスタと、映画。自分たちで布を張り、写る角度を調整したりして作り上げる過程も楽しかったし、映画を見るためにちょっと暗いのを我慢してご飯を食べる感じも面白かったです。

これフリー素材じゃなくてその住人の方が作った料理の写真です、ものすごい。

「白い粉」

ホームシアターディナーを終えて話していると、住人の方が一言。
「明日“白い粉の魔法の力”久しぶりにやる?」
とうとう出てしまった白い粉。白い粉ってそんな、僕は犯罪に加担したくないです。ここは潜入取材というより潜入捜査だ。
「・・・具体的にはどんなことをやるんですか?」
渾身の質問を繰り出す。
「そろそろあれから一年か・・。
夏だし、あれを解禁しよう。そう、流しそうめんを!!」

・・・
白い粉って小麦粉かよ。

ちょっとうすうす感づいてはいたけど、このシェアハウスの人々、ギャグちょっとサムくない?!うそです。みんな優しくてほんとうにいい人でした。大好きです。

ということで、「白い粉の魔法の力」に参戦することに。
「白い粉の魔法の力」は、
「パラパラの白い粉、みんなでこねた。一つになっていたのは、俺たちだった。」
というコンセプトのもと、みんなで粉もの料理を作って楽しむ会らしい。これまで10回以上開催、延べ250人近くの人を集めてきたんだとか。
大体いつも、小麦粉をこねるところから始まるのですが、みんなで一から作って食べてをすると、自然と仲良くなれる。これが「白い粉の魔法の力」たるゆえんなんだとか。
やっぱサム、、いや素敵ですね。筆者の心が汚れすぎて素直に素敵といえませんでした。

エクストリーム流しそうめん

さて、三日目に帰ると、すでに戦いは始まっていました。
この日は「イベント」ってことでたくさんの住人以外のゲストの人が来てました。最終的には20人くらいいました。前日の深夜に告知してこの集客力はすさまじい。
目の前に広がる大量の半分に切られたペットボトル・・・。

聞くと、二階にある洗濯機用の蛇口から放水し、階段を通り、リビングを突っ切ってベランダにゴールする、というコースを組むらしい。階段まあまあの角度だし90°曲がるやん。正気なのか。

大量のペットボトルを切り、ガムテープでつなげる工程を終えるとすでに24:30。すでに五人くらい新しい友達ができた。早稲田生ももちろんいるけど、他大生もたくさんいて、普段にはない空気感と出会い。初めて会った人と「おなかすきましたね。。」とかいいながら永遠にペットボトルをくっつけ続けるなんて体験なかなかできないでしょう。

結局、完成したのは4時前。

そこまでには、飽きて卓球をやったり、飽きてたこ焼きを食べたり、連結に失敗しすさまじい量の水が家の中にあふれたり、飽きて酒をのみはじめたり、本当に紆余曲折ありました。

やっと食べれる!!!初対面だったゲストの方ともすっかり戦友気分でそうめんを楽しみました。今までの人生で一番おいしいそうめんでした。みんなで作って、食べたからこそですね!白い粉の魔法の力は、確かにここに実在しました。

まとめ

四日目、とうとう筆者の潜入取材も終わりです。
昨晩びちょびちょになった名残残る床の上で、作っていただいたカレーを食べ、みんなに見送ってもらい、スーツケースとともに終電に飛び乗り横浜へと帰還しました。
カオスすぎて正直6回くらいは編集長に「もう無理です帰ります!」ってLINEしかけたけど、帰りの電車でなんか寂しくなってきちゃったりしました。楽しい四日間だったなぁ。

みなさんどうでしたか?
ホームシアター(風)ディナーも、エクストリーム流しそうめんも、突然始まる筋トレタイムも、ありきたりじゃない、シェアハウスならではの楽しい時間でした。
ただお風呂に入って、寝るだけの「家」じゃなく、こんなコンテンツが勝手にどんどん降ってくる、笑い声あふれる「シェアハウス」で過ごす、そんな学生ならではの日々の楽しみ方もありだと思います。

カグラボは、「大学生のサードプレイス」となることを目指して、いつでも気軽に立ち寄れる場所を作っているそうです。
興味のある人は、遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
カグラボFacebookページはこちら

最後に、自分をあたたかく迎え入れ、最高のコンテンツを作ってくれたかぐらぼの住人の皆さん、話してくれたゲストの皆さん、本当にありがとうございました!また必ずや遊びに行きます!!

おすすめ記事

シェアハウスって実際どうなの? 早稲田生に聞いてみた

事故物件に住むバイトってあるの?不動産のプロにいろいろ聞いてみた

【永久保存版】終電を失ったときのすゝめ in 高田馬場

この記事をシェア!