「まだまだ遊んでいたい」
就活、インターン
その言葉を聞くだけで大学生は現実に戻される。
「やばい!まだ全然対策してないや、友達は動き出しているのに…」
「とりあえずエントリーだけでもしとくか…」
そして目の前に現れる2つの文字
“ES”
インターン参加には必須とも言われるエントリーシート、だけどなんも書くことねぇよ…。自己PRなんて、俺のアピールポイントといえば「かくれんぼが得意」くらいしか…。
そこで!!!!
卒業生の2人に「かくれんぼが得意」というお題で自己PRのESを書いてもらいました
その前に…
ES(エントリーシート)にコツはありますか?
字数制限が400字なら言いたいことは1つ、一点突破型がいいね。それと生い立ちから話を進めた方がいいよ。大学生活のたった4年間だけで芽生えた志や考え方なんて、その時考え方が変化したように数年もすればまた変化するでしょ? そんな風に気持ちが変化しやすい人と捉えられて、うちの会社を辞めてしまうかもしれないと思われてしまうから原体験は必要。
ESは具体的には書くけど、完全に明確化して書くのではなく相手が面接で質問したくなるように、あえてさらっと書いて面接官の興味・関心をそそる餌をESに撒いています。なのでESでは落ちたことないです。
あとESはふわっとしたスタートから、具体的に集中的に書いた方がいいかな。
(すごくためになる話だが具体性がなくあまりイメージがわかないな…)
そこで先ほどの「かくれんぼが得意」というお題のESを見せてもらった。
かくれんぼES(400字以内)
両親が共働きだった私は、小さい頃もっと大人に自分の話を聞いてもらいたいという願望があった。その経験から大学では4年間学童のボランティアに参加した。実際に子供たちと接してみると、彼らが私になかなか腹を割って話をしてくれないことに気がついた。そこで私はかくれんぼを利用した。子供と2人きりになって隠れていると、学校のことだけでなく家庭のことまで話してくれる子は多かった。
かくれんぼを通してたくさんの子と会話するうちに、何人かは日常生活でも胸の内を話してくれるようになった。私はこの経験を記者の仕事に活かせると考えている。記者という仕事は話を聞くだけでなく、取材対象者の心を理解する仕事でもあるからだ。また相手に心を開いてもらう工夫をすることも記者の大きな仕事だ。
このボランティアによって、私はかくれんぼが得意になっただけでなく、どんな人に対してもまず理解しようとする姿勢を持つことができるようになった。
私は【かくれんぼマスター】だ。
私は幼い頃からかくれんぼが好きだ。学生時代はかくれんぼに全力を注いだ。他の人が思いつかないような場所に隠れて「そんな所にいたのかー!」と言われる瞬間が楽しいからだ。
かくれんぼ負けなしの自分が気をつけている事が3点ある。
1つ目はフィールド全体を見る事。こんな所無理…という所まで隈無く把握する。全体を把握して誰がどこに隠れたか理解しておく事で自分の立ち位置を把握する。
2つ目は鬼の気持ちになる。自分が鬼だったらまずここを疑う、こんな所はありえないと思う。相手の立場になって物事を考えてその逆を行くのだ。
最後は楽しむ事。隠れていたら体勢が厳しくつらい時もある。しかし出て来たときの皆の表情を思えば楽しんで隠れ続けられる。かくれんぼを好きになる事が大切だ。
かくれんぼを通じて身につけたこれらの強みは、◯◯入社後、営業として活躍する際に活きると考えている。
かくれんぼというお題でしたが、書いてみていかがでしたか?
正直どんな強みだろうがしっかり帰着していれば大丈夫、スタートはなんだっていい。金融などの業界は小説のような書き方は好ましくないが、何万ものESを読む方たちが読みたいと思うような導入の書き方が大事です。
原体験が大事だとは言ったけど、400字で20数年の話は不可能なので、ちょい出しが望ましい。さっき言ったが、とりあえず読者に会いたいと思わせる餌を撒く。それと読者はESを通してこの人はうちの会社に入社したらどんな役割を担えるのか、どんな立ち回りをしてくれるのかを見極めて読んでいるので、最後の段落に書いてあるが、自分が入社した後のイメージを記述した方がいい。もちろん、そのイメージも職種によって変えるといいね。
2つのESの共通点として、読み手の気持ちになってみるということが重視されていますね!
そうですね!職場での再現性をイメージさせることが勝利の鍵です。その企業と自分との間にある共通点を探して書くといいです。
私は依頼者からの要望に応えるようなサークルに属していましたが、今の内定先はそんな力を必要とする職場です。
ESに小技はありますか?
400字って意外と少ないから、ですます調で書くと文字数が足りなくな
ります。なので「だ」の方がいいと思いますよ。
””や【】など文字を主張する記号は必須です!
就活生に向けてアドバイスはありますか?
人の好みによるけど、就活は団体戦だと考えています。自分が書いたESを添削してもらう人は必ず必要になりますし、何より就活は情報ゲーなので。周りの友達も団体戦で臨んでいた人たちの方がいい成果を残していますし、団体で臨むといい刺激になり全員の底上げに貢献します。
性格診断は素直にやった方がいいです、面接で診断で出た性格と一致しているか話しながら見られているので。
インターンに関して、単に自分の興味のある業界のみに応募するのではなく、自分の行きたくない業界になぜ行きたくないのかしっかり言語化できるように、私は嫌いな業界のインターンにも参加しました。そういう考え方でインターン先を決めるのもいいと思います。
おわりに
いろいろとお話を聞きましたが、これはほんの一部でよくある質問。
もっと深い話がしたい!という方は、6月29日に高田馬場で開かれる“就勝BAR”にぜひ足を運んでみてください。
ここではESに関して書かれていましたが、模擬面接にも対応しています!その面接官をしていただく5年生の方たちは内定先が大手企業ばかり。
就活あるあるの面白カクテルを飲みながら、自分の将来を考えてみてはいかがですか?
HP:http://syukatsubar.com
Twitter:@Shukatsu_bar
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