コピーで彩るありふれた日常

朝起きてから学校に行くまでの通学路で普段何気なく目にするものの、気にもとめない身の回りの様々な「モノ」にコピーをつけることで、その「モノ」に新しい視点を与え、ありふれた日常に飽き飽きしたあなたを、コピーで彩られた楽しく愉快な世界へと誘う

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自宅

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陽射し

8分20秒かけて届く「おはよう」

8分20秒、それは太陽から発せられた日光が、地球に届くまでの時間らしいです。8分20秒かけて毎朝「おはよう」と部屋を、外を、地球を照らしてくれる太陽が、なんだか愛おしくなってきませんか。


掛け時計

なかなか思い通りに動いてくれない

時計って解釈の問題ですよね。まだ5分なのか、もう5分なのか。そして大抵の場合、期待を裏切ってくれます。誰に対しても平等に進んでいるはずが、なんだか不公平な感じもしますね。


布団

綺麗なお母さん

某アニメでは「キレイな〇〇」が登場しますね。普段は意地悪な〇〇が、打って変わって優しくなります。意地悪などせず、ただただ優しく包み込んでくれる布団は、まさしく「綺麗なお母さん」と呼べるのではないでしょうか。


寝癖

夢を楽しんだ証

寝癖って毎朝直すの、面倒くさいですよね。でも、もしかすると皆さんが夢の中で楽しんでいた証拠で、その勲章なのかもしれません。よく夢を見る人ほど、よく寝癖がつく。そう考えれば、寝癖もなんだか誇らしく思えるのかもしれませんね。


スマホ

私ハアナタノ臓器ジャナイ

気付くとスマホをいじっている、そんな現代病に皆さんもかかっていることでしょう。もはやスマホが無ければ生活が不便に感じてしまうほどです。しかし本当にメリットだけでしょうか。スマホはあなたの臓器じゃありませんよ。


カレンダー

一枚ずつ、丁寧にめくってね

こんなセリフ、かわいい女の子に言ってもらいたいですよね。スマホが普及して以来、紙媒体のカレンダーを普段から見る人も少なくなったのではないでしょうか。そんな放置気味の「カノジョ」にちょっと構ってあげたくなるようなコピーですね。


トイレ

心の実家

実家とは落ち着くものですよね。これといって面白いことはなくても、なんだか安心して過ごせる、そんな空間です。トイレで考え事をする人も多いのではないでしょうか。気づくと意外にも時間が経っていたり。そんなトイレはまさに、「心にとっての実家」なのでしょうね。

 

通勤・通学

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満員電車

隣のおじちゃんの待受が、子どもの笑顔だった

満員電車、できれば避けたいストレスですよね。朝はみんなイライラしているものです。でも待ってください。満員電車に乗っている人には、自分と同じようにそれぞれ家族がいて、目的を持って乗っている。そう考えたら少しは、譲り合いや心のゆとりが生まれるかもしれませんね。


黄色い線

対鉄道車両第一防衛線

なんだか漢字が多いですが、こういった専門用語的な言葉に魅力を感じてしまう人は少なくないないでしょう。耳にタコができるほど聞くあの「黄色い線」も、こう言い換えてみるとなんだか自分が一人の戦闘員になった気がして、厨二心をくすぐりますね。


 デブ

世界が狭いだけ

これこそ、逆転の発想ですね。太っている人は何かと邪険に扱われることもあるかもしれませんが、そうじゃないと。俺が太っているんじゃなくて、世界が狭いんだと。いやぁ、潔いですね。これからはすべてのものを一回り大きくつくりましょう。


エスカレーター

楽なことしかメリットない

乗ってれば何もしなくても着く。耳の痛い人もいるのではないでしょうか。エスカレーター式の進学には、どうも闇がともなうようです。現代の若者の運動不足が嘆かれていますが、たまには階段を使うのもいいかもしれませんね。


公衆電話

片思い電話

今では使う機会が減りましたね。それでも駅の片隅に佇むその姿には、哀愁が漂います。当たり前ですけど、公衆電話ってこちらから誰かにかけることはできても、誰かからかかってくることはありませんよね。自分の気持ちが高まるばかりで、いつになるかわからない相手の返事を待つばかりの片思いに、どこか似ている気がしませんか。哀しい哀しい、公衆電話の恋の物語です。


ホームドア

次の電車が到着したら、また会おうぜ

「この戦争が終わったら~」なんてフラグが有名ですが、これもまたフラグですね。次の電車が駅に着くまでは離れていても、無事に電車が到着すれば、また近づいて会うことができる。だから今は離れてろという、漢気あふれるかっこいいセリフのようなコピーです。皆さん、この言葉を胸に、ホームドアからは離れましょうね。またすぐに会えますから。

学校

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大隈銅像

私がともに、待ってあげよう

「銅像前で集合ね!」一度は言ったこと、聞いたことがあるのではないでしょうか。ワイワイがやがやするこの空間で、ひとりぼっちは寂しいものです。でも大丈夫。大隈先生だけはいつだって、黙ってあなたのそばにいてくれますよ。


校舎

友達以上に、私を知っている

学び舎とは尊いものです。四年間あるいはそれ以上の年月を皆さんはここで過ごすことでしょう。講義を聴いたり、居眠りしたり、仲間と語りあったり。そんな皆さんの成長を、校舎は見守ってくれているのです。


いかがでしたか?

こうしてコピーを考えてみると、普段何気なく目にするものにも、いろいろな観点があることがわかります。いつもの通学路や学校、今日ぐらいはイヤフォンを外して、この美しい世界に向き合ってみませんか。

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