まさに”一瞬に花開”く企画、早稲田王決定戦の裏側に迫る

みなさん、約16万人が来場し、日本一の規模を誇る早稲田祭で、毎年死闘が繰り広げられていることをご存知でしょうか?

早大生5万人の頂点を決める戦い「早稲田王決定戦」です!!

選ばれし4名の候補者たちがいくつもの過酷な試練にチャレンジし、早稲田のキングの座を争うこの企画。見事勝ち抜いて優勝した暁には「早稲田王」の称号が与えられ、その名が広く、そして永く語り継がれることとなります。なんとも男気に溢れていますね。

今回はそんな名物企画の裏側を知るべく、運営する企画集団便利舎の早稲田王2017責任者大森椋太さんと血脇あかりさんにインタビュー!早稲田王の歴史や今年の候補者についてお聞きしました。

早稲田王の歴史

インタビュアー

大森椋太さん:早稲田王2017責任者

血脇あかりさん:早稲田王2017担当者

そもそも早稲田王はどのような経緯で始まったんですか?

今年で17回目の開催になりますが、第1回目の早稲田王は2001年に始まりました。1997年から早稲田祭自体が休止されていた期間があって、今の早稲田祭運営スタッフさんの前身団体から2001年に行うWASEDA EXPOの1企画としてなにかやって欲しいと依頼され、そこで作ったのが早稲田王という企画でした。今の流れをくむ早稲田祭が復活する1年前からはじめて、そこから毎年開催しています。

そんな経緯があったんですね!内容も当初から変わらないスタイルだったんですか?

実は第1回の早稲田王はどちらかというとクイズ大会のような形式だったと聞いています。第3回ぐらいまではクイズ大会のような感じで、記録が残るものだと第6回からは今と同じスタイルで行っていました。

クイズ大会のような早稲田王、、、想像ができません。今年も開催を決めた理由は?

毎年便利舎の中でも、同じ企画をずっと続けているのではっきり言って企画自体はマンネリ化しているし、開催するかっていう議論にはなります。

ですが、決め方とかはその年の便利舎の色に染まっていると思います。おそらく外部から見ると毎年キチガイみたいなことして、ゲテモノ食べてって同じことをしているように見えるかもしれないですけど、やっている方としては毎年違うコンセプトを持ってやっているので、その年の色を出してマンネリ化を超えていこうとなりました。

今年のコンセプトはなんですか?

今年は去年の企画を超えるという意味も込めて「王ならば圧倒せよ」というのをテーマにしてやっています。

 

過酷な試練の舞台裏

歴代の試練について教えてください!

コンテンツの内容はどういうことを伝えたいかっていうところから決めていきます。

たとえば昨年だったら、「不条理や逆境を乗り越える」ということをかかげていたので、それが顕著に表れたのが第2コンテンツのゲテモノを食べるところです。布団の中から起き上がるとか、哺乳瓶で水を飲むとか、お母さんに見られながらゲテモノを食べるとか。バラエティ要素っていうのはあるんですけど、その裏にあることとしては、お母さんに見られるっていうのは羞恥に立ち向かう、布団から起き上がるのは怠惰を乗り越える、哺乳瓶は不安のなかった赤ちゃんの頃に戻るっていう意味がありました。

7つの大罪みたいな要素ですね。今年は「王ならば圧倒せよ」ということですが、どういったコンテンツになるんですか?

毎年毎年コンテンツごとにメッセージがあったんですけど、今年は全部のコンテンツの主目的が「王になるために満たすべき条件」っていう事に絞っていて、純粋な勝負にこだわっているところが例年とは違うところかと思います。

ちなみにゲテモノコンテンツのゲテモノって試食とかするんですか、、?

元々食用として売っているものを使っていて、ちゃんと試食して食べられることを確認して出しているので安心・安全です!

候補者はESと面接の末、選ばれたそうですが、選考基準を教えてください

面接で例年聞いている事は来年以降にも関わってくるのでお答えできないですが、ESで聞いた今年独自の内容としては「あなたが思う早稲田愛とは」っていうので、自分の言葉できちんと表現できるかっていうところを見ました。あとは時事ネタてきな感じで「今までの人生の中で熱盛だった出来事」をバラエティ色が強いものとして聞きました。

過去の優勝者が面接ではおもしろいことをしなければならないと言っていましたが、やっぱりウケないと受からないんでしょうか?

年によって変わってくるとは思いますし、そもそも面白いことを求めるのが毎年あるわけではないんですけど、決める時とかに印象には残りやすいかもしれないですね。

倍率はどのくらいだったんですか?

今年に関してはエントリーシートは19枚でした。で、出場が4名です。

早稲田王の一番の見どころはなんでしょうか?

皆さんが思い浮かべるのは一番インパクトがある第2コンテンツのゲテモノだと思います。第2コンテンツが事実上の早稲田王の象徴みたいになっているところはあるんですけど、個人的に一番の見どころだと思うのは、最後の優勝者の演説です。早稲田王決定戦を見て早稲田を目指し入学したっていう人が結構いて、何人か会ったことがあるんですけど、その人たちに話を聞くと最後の演説が心に刺さったと言っていました。早稲田祭にはたくさん企画がありますけど、人の人生に影響を与えたり、心を動かすような企画ってそんなにないと思うんですよね。なので、演説にぜひ注目してみてもらいたいと思います。

早稲田王の称号の魅力はなんだと思いますか?

王になりたいとか、称号を取りたいっていう気持ちだけでは試練を乗り越える事はできないと思うんですよ。自分が早稲田に入ったことでなんらかのものを得て、それをみんなに発信したいっていうその思いが人並はずれているからこそ、あそこまでできるんじゃないでしょうか。だからこそ最後の演説で人の心を動かすことができるのではないかと思います。

ありがとうございました!

気になる今年の候補者

最後に、選考を見事突破した今年の候補者たちを紹介します!

○早稲田のIT土方「笹津 敏暉」

学部:非公開

所属:非公開

早稲田王決定戦への意気込み:非公開

 

○WASEDAから早稲田へ「塚本 琢磨」

学部:社会科学部2年

所属:ザ・ワセダ・ガーディアン 早慶戦支援会 フレンドシップハウス DOORS

早稲田王決定戦への意気込み:ペペローションかけときゃ実際何でも食える。

 

○大和国のドスマウス「室田 和彦」

学部:社会科学部3年

所属:早稲田精神昂揚会 第55回本庄〜早稲田100キロハイク実行委員長

早稲田王決定戦への意気込み:緊張しすぎて失禁しないよう精進します。

 

○百十(㌔)の王「鈴木 崚」

学部:商学部3年

所属:早稲田大学帰宅同好会

早稲田王決定戦の意気込み:ノーコメント

 

 

注目の早稲田王決定戦は11月5日(日)13時35分から大隈講堂前ステージで行われます。

新たな王誕生の瞬間を見に、ぜひ足を運んでください!

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