早稲田三大サークル幹事長対談

3月某日、早稲田の某カフェで「早稲田三大サークル」の代表たちが一堂に会した。

※早稲田三大サークルとは

・早稲田祭運営スタッフ
・早稲田大学広告研究会
・早稲田大学放送研究会

以上の3つのサークルのことである。
文字通りこの3サークルは早稲田の中でも巨大な勢力を持ち、総会員数は1500人を超える。

この記事は三大サークルのトップたちが己の組織を顕示しあい、一人でも多くの新入生を確保しようとする争いの戦記である。

 

編集長:まずは自己紹介いいですか…?

 

早稲田祭運営スタッフ代表(以下運スタ)、政治経済学部新3年の福島陽です!

早稲田大学放送研究会代表、文化構想学部新3年の池部太一です!

早稲田大学広告研究会幹事長、政治経済学部新3年の山本秀章です!!

 


え!政経なの!時間割見せてよ!


参考にならないよ。マジック8だから。
   
(マジックとは留年が確定するまでに落とせる単位の数である。)

 

目があったときから謎のマウンティングが始まり、今まさに雌雄を決しようとしていた。

(普通に和やかに対談は進みました、みんなは仲良しです。)

 

 

そもそもなんでそのサークル入った?

 

-まずは、各々のサークルに入った理由を教えて下さい!

 


私は早実出身なんですけど、系属だから早稲田祭見に行くじゃないですか。そこでパフォーマンスするサークルが楽しそうだなって思って。最初パフォーマンス系のサークルに入ろうとしたんです。でも全部入れなくてサークル難民になったとき、運スタがまだ入会出来たんです。そのときに、出演する側じゃなくて運営する側でも楽しそうだなって思って入りました!
 
-なんか良い話ですね。
 

元々YouTubeが好きで、動画の制作に興味がありました。
それで広研と放研、どっちに入ろうか迷って、なんやかんやで放研に入りました!
 
-確かに、映像制作っていたら放研と広研のイメージありますよね!
 

学院出身なんですけど、学院の文化祭委員で「学院雑誌」(通称ガクザツ)というものがあって、そこの編集長は広研に行く人が多いんです。そこでのつながりで広研に入ろうと思ってました。
 
-ふえええ、なんか内部のつながりって強そう。

そんで広研に入ったとき、その先輩に自分が作ったガクザツを見せにいったら「そんなん知らねえ」って言われてぶん殴られた。
 

え〜〜広研っぽい!


-いや広研どんなイメージやねん。

サークルの長を志した理由

 

実は一年生のときはそんなに運スタにコミットしてなくて。でも二年生ときに結構ステージやストリートを担当する元気なチームを任されたんです。そこで、外部の人と関わることが多かったんですけど、運スタとしてもっと関わっていいけたら良いなって思って。それができるのが代表しかなかったので、代表になりました!
 

運スタは選挙になることが多いもんね?俺らは一人しか出なかった。
 

ええ?今年はたまたま選挙だったけど毎年一人だなあ。ね?
(実はwasead編集長、広研の幹事長選挙で負けている)
 
-う、うん…
 

複雑で草。
 
-池部、歯ァ出して笑えよ。
 

俺はもともと制作をやってたんだけど、そこで色んな人と関わって、やっぱりサークルって人と人とのつながりだから。放研は外部も内部も色んな人と関わるけど、外部は副幹事長の管轄で、自分は内部をもっと充実させたいと思って。
 
-いい話だなあぁ
 

あとは代表だと、楽しめることもたくさんあって。それをいいなって思ったことも理由ではあるかな…。
 
-リーダーになると大変なことたくさんあるけどやっぱり楽しいですよね!
 

俺の代ではたぶん、俺が一番真剣にサークルに向き合ってるし、広告も好きだなってもともと思ってて。で、一年生の割と最初の方に先輩が「お前が三役にならない組織は終わってる」って言ってくれて意識しはじめたかな。
 
-おいお前とがってんな
 

え、ずっと幹事長やりたかったの?
 

頭の片隅にはずっとあったかなぁ。

そんで去年ついていた役職で広研自体のブランディングみたいなことを考えてて。
そのときに考えたことを今実行してる感じだね。
 
-い、意識たけええ

ド偏見バトル勃発、お互いのイメージは?

 

広研は金魚!!
 
-説明しよう!広研はなぜか他のサークルに金魚を食べていると思われているのである!
理由は誰にもわからない。断固として根も葉もない噂である。
 

いやまじでそんなことしてないって笑笑
 

あ、でも作っているものとかはまじでクオリティ高いって思う。
でもいまいち何をしているのかはわかんないんだよねえ。
 

だってハブられてるもん。運スタと放研って代表の顔合わせとかするんでしょ?
   なんで俺らに一言も言わないの?
 

ごめん、まじで忘れてた。
 
-広研かわいそうだなあ
 

まあ、俺らがいなくなっても困る人そんないいないもんね。関わるのは大体企業で、サークルとの関わりは実は少ない。逆に運スタと放研はなくなったら色んな人が困りそうだよね。
 

確かに、俺ら色んなサークルからステージとか頼まれてるからそうかもしれない。
 具体的には覚えてないけど、多い年は音響技術部とかは80件くらい依頼が来てたかも。

-80件??????すご!!!
 

私達も、極論運スタっていう中立公正な団体がなかったら早稲田祭の確実な運営は難しいかもしれないし、、外部の人とのやり取りは多いかなあ。そういう意味で私達はなくなったら困る存在かもね。

 

例えばRide*とかも放研がいないとできないわけで。そういう意味だと存在価値マジで高いよね。広研もがんばろ…
(*新歓の時期にパフォサーがめっちゃ集まってすごいことする早稲田最大の合同新歓公演)
 
-卑屈にならず、頑張ってこうぜ。
 

でも広研は柔軟な組織だと思う。聞いた話なんだけど、やりたいっていったプロジェクトとかすぐできるんでしょ?
 

企画書作って、会が承認すればできるような仕組みになってるから、活動の幅は結構柔軟なのかもね。毎年やることが決まってないから、一から作りだせる楽しさはマジですごい。広研楽しすぎるから、あと10年幹事長やりたい。

一同:きもっ

 

運スタは早稲田祭そのものって感じ。その代の運スタのイメージが、そのまま早稲田祭の雰囲気。
 

そう思われてるんだ笑笑
 

あと中立公正っていうか、言われたこと絶対やるってイメージ。極論、大学から早稲田祭を任されてるみたいな感じじゃん?
 

そう、自由度より確実さが求められることが多いね。。
こう考えてみると、運スタ放研は大企業で、広研はベンチャーみたいだね。
 
-もう一回サークル入るんだったらどこ入ります??
 

絶対広研。あと100回入れる。
 
-お前が変わり者なことはだいたいみんなわかってきた。
 

俺ももう一回放研かな。でも今度は役職とかつかないでみたい。何となくね。
 

あと100回運スタ入って99回目くらいでMYNXはいるかな笑笑
 
-パフォサーってキラキラしてるよな。羨ましい。

それぞれどんな組織なの??

 

広研だと、新入生は映像、グラフィック、戦略の3チームに分かれて活動する。
その他にもwebとかwaseadとかフリーペーパーとかも組織に組み込まれていて、兼任も自由。だからコミットしたいと思えばいくらでもコミットできる組織かな。多いやつだったら、今までで10個ぐらいの役職に付いてると思う。
 

10個???すご!!!!
私達は8局に分かれていて、それ以外にもプロジェクトで超局的な仕事が色々あったりするかな。兼局は出来ない。それぞれがプロフェッショナルになって活動してもらってる!
役職者の数で言ったら100人ぐらいいるかも。
 
-100人???
 

だからいろんな人がやりがい持てて良いのかもしれないね。
そういえば運スタって人数多くない?広研は300人ぐらいだけども
 

うん。600人いるから、私でさえしらない人とかたくさんいる笑笑
学館とかすれ違った時に挨拶するかまだ迷うんだよね。

-それは大変だなあ。

 

放研も学年によっては兼任できる組織かな。
技術系での兼任とかもできるしね。色々なことやりたい人にはオススメかも!
 
-それぞれのサークルの違いが明確になってきましたね!!

サークルの違いが一目瞭然!違い棒グラフ

 
-そんじゃ、違いについてわかってきたところで図にしてわかりやすくしてみましょう!

にぎやか度

 

広研は5?
 

広研員は会う機会が多いかな。活動の性質上大人数での会議になることも多いし、活動の後も絶対ご飯行くからめっちゃにぎやかだと思う。運スタは3なんだ?
 

やっぱ人数多すぎてあんま一概に言えないんだよね笑笑
局ごとによっても結構違うかも。
 

放研は縁の下の力持ちって感じだからそんなにワイワイしてないかも。
逆に俺みたいな陰キャでも楽しくやってける。
 
-代表になる人ってみんな卑屈なんですかね…?
 

個人orチーム

 

これも広研は5だね。1年生は絶対チームに入って会議がメインだから1人になることはあんまりないし、個人プレイになりがちな制作だって、「制作オール」っていう限界集落イベントがあるぐらいだし。    1人でできるようになるまではだいたい先輩と一緒かな!
 

これは3かな。放研全体での関わりって実はあまりないかも。だけどその分おなじ局に入ってる人とめっちゃ仲良くなれる。
 

運スタも5かな!
運スタの特徴は1人1人が絶対に祭における役割を持つことで、だから絶対に活動にやりがいがでると思う!
 

定期活動の頻度

 

放研はあまり活動が定期化されてないかな。一応集まるは集まるんだけど、外仕事って言ってどこかの依頼を受けるのがメインの活動だから、定期的ではないかも。逆に言えばやりたいときにやりたいことができるのがメリットかな!
 

運スタは5!
局によって変わるけど基本は月木で固定の活動があってそこで会議する感じです!バイトのシフト組みやすい!
 

広研は3かなぁ。火金で通常活動はあるんだけど、プラスアルファで活動した人はいくらでも忙しくできる。その分身につくスキルとかも多くなって、色んなぜんぜん違う方面での制作できるようになる人とかもいる。
 
-ほええ、サークルによってここが一番違いかなぁ
 

外のサークルとの関わり

 

広研は1ですね笑笑
三大サークルでもハブられがちだし、外注っていって、他のサークルから映像とかグラフィックとか頼まれない限りは何もない。その分誰でも知ってるような企業の広告作ってる。
 
-ハブられてることまだ根に持ってんのかお前。
 

やっぱ広研って浮いてるよね??
 

 


浮いてる。けどそれが気持ちいいのよ。

-思想ツヨイ!!
 

私達は4かな。早稲田祭はやっぱ参加団体・参加者あってのものだし、そのステージを用意する分関わる人も多くなるから!!
 
-女の子だけど一番元気がありますね。男子頑張れ。
 

放研は5です。やっぱ外仕事がメインだからそれほど多くのサークルと関わる機会が多いし、年間通して関わるからね。
-三者三様ですね!!

終わりに

 
-長かったけど対談終わりましたね!
 

やっと三大サークルの幹事長になれた気がしました。
 
-だから根に持ちすぎなんだよ。

ということで三大サークル対談いかがだったでしょうか?

3つのサークルにそれぞれ良さがあって、みんな活動が楽しそうですね!!

 
三大サークルについてもっと知りたくなった方はHPを御覧ください!
 

運スタ早稲田祭2019公式サイト

https://wasedasai.net/

新歓サイト

https://unstashinkan2020.github.io/home/ 

放研

http://www.whknet.com/

広研

公式サイト http://www.waseda-ad.com/

新歓サイト http://www.waseda-ad.com/welcomecampaign2020/

次回もお楽しみに!

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