撮影講座
以下は、薄井一議様が撮影された広告写真
第11代グラフィック広告チーム不知火では6月15日、プロの写真家、薄井一議氏をお招きして撮影講座を行いました。 薄井氏は、Panasonic、ヱビスビール、LAFORETなどの広告を手がけ、APAアワード広告作品部門において2006年2011年共に最優秀賞を受賞した気鋭の写真家です。(参照:http://kazuyoshiusui.com/#portfolio)
撮影講座は1日かけて行われ、まず午前中に事前課題として「対極の美を撮る」という薄井さまからもらっていたテーマで班に分かれてフィールドワークを行いました。そして午後には、実際撮った写真を見ながら薄井氏に講評をいただきました。 また、広告制作における写真撮影のポイントのお話や、実作品紹介において実際にどのような流れで構想・準備・撮影に至ったのかというお話、実際に機材に触れる撮影技術講習をしてくださいました。
薄井氏の広告写真家としての心構えは、20年後見ても、ビジュアル的に古くならず、文化圏の違う海外の人がみても面白いと思えるようなモノづくりをすることだといいます。事前課題の講評では、大学生ならではの視点の作品や、普段の自分の趣味が表れている作品がとても高評価でした。 撮影技術講習では、女性を綺麗に撮る方法や、男性を格好良く撮る方法を薄井様が実践してくださり、照明の使い方など見ていてとても興味深いものでした。
そして最後に、撮影講座の内容を活かした7月4日の撮影コンペティションのための「音楽からイマジネーションし、写真を創り上げる」という課題をいただきました。課題の音楽は、エンニオ・モリコーネの”Rabbia e tarantella”という歌詞のない重厚なクラシックで、それから想像して写真を撮って形にするというところまで落とし込むのはとても難しいものでした。4日には薄井氏にそのテーマで送った写真に一人ひとりフィードバックをいただき、1位に選ばれた作品は、なんと1年生の撮った作品でした。 撮影講座も撮影コンペティションもとても充実した内容で、プロの写真家である薄井氏が教えてくださった講座は改めて貴重なものだったと感じました。