塩盛茉優子さんインタビュー
2020年5月7日 Tags:
早稲田大学広告研究会は、197ヵ国制覇を目指して旅をしている塩盛茉優子さんにインタビューをさせていただきました!!
その様子を記事にしましたので是非ご覧ください!!
―――ではまず自己紹介をお願いします!
塩盛:197か国制覇を目指して旅をしてます、早稲田大学人間科学部の塩盛茉優子です!
いまは大学を休学してて、ほんとだったら卒2(卒業して2年目)の代かなあ
―――今回のプロジェクトの概要を教えてもらえますか?
塩盛:国連加盟国に全部渡航して、全世界の説明書を制作するってプロジェクトです!
―――なぜこのようなプロジェクトを行おうと思ったんですか??
塩盛:うーん、もともと全世界をまわりたいとは思ってました!
でもきっかけとしては、カナダ留学に行ったときに一番仲良くなった韓国人の女の子が亡くなっちゃって、「うわー、人ってこんな簡単に死んじゃうんだ、、ほんとに死んじゃうんだ、、」って思ったんですよね。なんというか、人っていつ死ぬかわからないから、それなら今行っちゃおうと!
―――死を身近に感じて、できるときにやろうみたいな感じですかね!某ワニ君を想像とさせますね(笑)
塩盛:あーもうめっちゃそうです!(笑) なんか条件が揃ったらじゃなくて、もういつまでにやるって決めて、それまでに揃えよう!って感じです
―――なるほど、、そんなきっかけがあったんですね。だとしてもすごい行動力だ(笑)
いまプロジェクトの現状はどうなってるんですか?
塩盛:そうですね~、いま大陸ごとにまわってて、東アジア、東南アジア、南アジア、ヨーロッパ、アフリカですかね。あ!あと東南アジアから行きやすかったからオセアニア!
それでもまだ47%とかなんですよねえ。
―――その中で一番印象に残ってる国は?
塩盛:バングラディシュとウズベキスタンとアイルランド!
―――即答ですね(笑)なんかパっと想像できないですけど、なぜその3か国が??
塩盛:うーん、異国感?うわ、行ったことない~ってかんじ!なんかRPGというか物語の世界みたいな(笑) ヨーロッパとかアメリカとかと違って、ほんとうになんか、民族~!って感じで。文化も全然違うし!
―――なるほど。特に異国感が強くて、印象残ったのがその3か国ってことなんですね。
では、このプロジェクトで特に大変だったこととかありますか?
塩盛:大変だったことは、資金繰りと人生初めてのホームシックですね(笑)
今まではホームシックなんて無かったんですよ。一人旅初めてしたのが19歳のときで、そのときは20日間ぐらい。その次の留学も8か月ぐらい行ったけど全然ホームシックにはならなかったし。でも今回の一人旅はそれとは訳が違って!やっぱり留学みたいに定住してると、現地で友達できるから寂しくないんですよ。でも、2,3日に1回移動しながらの旅だともう、よっ友みたいな(笑)そういう友達はできるけど、やっぱり寂しいなあってなっちゃいました(笑)
―――ホームシックかあ、対処法とかありましたか?
塩盛:うーん、対処法じゃないけど、モロッコにいた時、なんか結構旅がしんどくなってた時期で、めっちゃ泣きながらお姉ちゃんに電話しながらタクシー乗ってたんですね。そしたらタクシーの運転手さんが「泣かないで、いいことあるから!」ってお釣り多めにくれて。明らかに経済的には日本よりゆとりのない国で、タクシーではぼったくりとの戦いが付き纏う国なのに、元気づけようとしてくれる言動があったかくて、本当に胸に染みたんですよね…!なんか困ってる人とかみたらどうすればいいか分からなくなることって意外と多いと思うけど、ちょっと一声かけたり、ちょっと暖かい行動で大丈夫だよって示すことが、どれだけ救われるか学びました。
―――えー!素敵なエピソード!そういう経験も海外でしかできない気がしますね。
では、資金繰りとかって?
塩盛:いろんな会社のお問い合わせフォームに自分でこのプロジェクトの詳細をバンバン送って!それで協賛をお願いしてみたいな感じですね。そしたらたまたま何社か反応くれて!運が良かったかもしれないです(笑)
―――じゃあ次は逆にうれしかったこととか楽しかったこととかありますか!
塩盛:えーと、なんか結局思い出すのって誰々と何々して楽しかったとか、なんかやっぱ人と仲良くなれた国はめっちゃ印象深いです。東ティモールはすっごくフレンドリーでした!たまたま私が行ったホテルの子達がそうだっただけかもしんないんですけど、そのスタッフの子達が同年代で、なんか旅行関係の学部?の大学生がインターンで働いてて!
その子達とめっちゃ仲良くなって楽しかったです(笑)
―――ほかの国でもいんですけど、やっぱ民族系の踊りみたいなのを一緒に踊ったりすることあるんですか??
塩盛:やりました!どっか踊った国、、あ!それこそウズベキスタンで踊りました(笑)でも民族の踊りをしたわけじゃなくて、ほんとにその人達もすごいフレンドリーで距離感近かったです!なんか市場みたいなところ行ったら、めっちゃ声かけてきてくれて、よく分からん野菜とかもらいました(笑) それで「Hey Mayu!!!」って呼んでくれるくらい仲良くなって、そしたらなんかよく分かんないけど「ハクナ・マタタ」を歌ってきたんですよ(笑)
―――こんだけいろんな国に行ってたら、コミュニケーションとかどうしてたんですか?
塩盛:コミュニケーションは、英語が通じる国では英語喋って、英語が通じない国ではGoogle翻訳かな~。結構優秀なんですよね、Google翻訳(笑)
でもなんかアフリカの識字率低い国行って初めて役に立たんなあって思いました。オフラインだと音声で読み上げしてくれないんですよね、翻訳したのを。だから翻訳した字を読んでもらわなきゃいけないんですけど、アフリカは識字率が低いから読んでもらえなくて!だから全然話通じなくて大変だったかな。
―――次に、今回コロナの影響で強制帰国になったと思うんですけどその時の心情を教えてください。実際海外いた時にコロナの状況とかどうでした?
塩盛:当時はアフリカにいたんですよね。アフリカは、感染者とかは全然いなかったんですけど、もし広まったら対応する医療がないから、早めに閉めだしたんですよ、国が!都市間の移動が禁止になったりとか、国際線締め始めたりだとか。そういう動きが早くって!
でも最初は別に帰る気そんなになくて、そしたら「明日から国際線全部ストップする」みたいに言われたんですよ、「え、明日⁉︎」みたいな(笑)それでとりあえず今日中にどうするか決めないとなって思って、そこから真剣に隣国の状況とかコロナの状況とか調べて。そしたら感染は拡大してないけど、国を閉める対応をしている国が結構出てきたから、このまま旅行を続けても、コロナが収まった後に飛行機でそこ(締め出された国)を埋めていくのは非効率だし、もし感染したらアフリカの医療受けるの少し心配だなあと思って。でも、そのとき日本人宿にいた周りの人達は「えー大丈夫だよ」とか「私なら帰らん!」みたいな感じで言われて、ほんまにギリギリまで悩みました。飛行機のチケットとってからも帰るか悩んでましたね(笑) 逆にみんな移動出来ないからこそ面白いかなとも思ったけど、でも全然それどころの事態じゃなかった、だから今となっては本当帰ってきてよかったなって思います。
―――結果的には良かったですねえ、こっちにはいつ戻ってきたんですか?
塩盛:3月末です、22日?かな。で、なんか飛行機が本当になくて、3月19日に出たんですけど、封鎖されてるとこが多くて乗り継ぎが3,4回くらいあって、帰ってくるだけでもめっちゃ大変でした(笑)
―――やっぱ悔しかったですか?
塩盛:そうですね。なんか妥協に感じるというか、まあどうしようもないことやけど、コロナにめっちゃ影響されてるなって思いました。くやしい。
―――最後になんですけど、今後旅を再開するに当たっての意気込みを教えてください!
塩盛:何やろなあ、うーん、今まで半分行ってきて、なんかやりたいって自分が突発的に思って、それを応援してくれる人が多かったから、うまくここまでこれたけど、なんか誰の役に立ってるわけでもない気がして、この経験を誰かに還元したいってすごい思うようになりました。それをこの記録達成の間にできるか分からんけど、すごく良い経験させてもらってるって感じるから、その支援してくれた人とか応援してくれた人になんかの形で返したいなって感じです。それを今模索中です。
―――なるほど、わかりました!我々も応援してます!!
当会は、塩盛さんのように、夢や目標に向かって頑張る人を応援しております!!
興味を持った方がいましたら、
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